お金をかけて住宅診断をするのに、間違ってはいけないのがその種類。
これを理解していないと意味の無いものになりかねません。
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住宅診断・ホームインスペクションの種類
そもそも住宅診断・ホームインスペクションに種類があることはご存知でしょうか?
これを間違えてしまうとせっかく活用しようとしても無駄になってしまうことがあります。
まずはその辺りをみていきましょう。
大きく分けて、建築士 又は そうでない技術者 が行うものがある。
これが最も大きなところです。
ホームインスペクションは安心を得るためにすることが多いですが、実はそれだけではないんです。国が中古住宅の流通に力を入れているので、ホームインスペクションを実施することについて様々なメリットを用意しているのです。
ただしそのホームインスペクションをする人が誰でも良かったら、みんな補助を受けられてしまいますし、様々な不正が発生する可能性もあります。
その結果国が定めたのが、『建築士 であり 且つ 既存住宅状況調査技術者であること』です。
建築士には罰則があります。適当なことが出来ないという意味で定めたのかはわかりません。
ちなみに既存住宅状況調査技術者は基本的に建築士でなければ講習を受けることが出来ませんが、講習を受ければほとんどがパスできる資格です。
制度を活用するなら『建築士且つ既存住宅状況調査技術者』と覚えておきましょう。
基本のホームインスペクション =『建物状況調査』
制度に絡んでいくには一定程度の質を保っていなければ、国も税金を使う意味がありません。
その一定程度の質というのは『既存住宅状況調査技術者が行う建物状況調査』に決められています。
『建物状況調査』はその内容としてはサラッとしたもので、各インスペクション会社が行う物よりは調査範囲が狭められています。例えば、特殊機器のサーモグラフィーによる断熱調査や七色に光る雨漏り調査、ドローンを飛ばして屋根調査を行ったとしても、建物状況調査の検査基準を満たしていなければ、制度の活用をすることはできません。
詳しい調査をすれば良いというものではないんですね。
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