ここでは住宅診断・ホームインスペクションに関する資格についてご説明します。
『住宅』『建物』『家屋』など同じような意味を持つ資格は多くありますが、それぞれのやっていることは全く違うのです。
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既存住宅状況調査技術者(国が定めたインスペクションの資格)
資格の概要
何が出来る資格?
既存住宅状況調査技術者はどんなことが出来るのでしょうか?
- 宅建業法に定められているインスペクション『建物状況調査(既存住宅状況調査)』を行うことが出来ます。
それにしても長い名前ですね。
(きぞんじゅうたくじょうきょうちょうさぎじゅつしゃ)と言います。
ちなみに先に言っておきますが、その検査内容には疑問が生じます。
これをやれば安心と思っている不動産屋さん等もいますが、決してそんなことはありません。最低限度の状況を把握するためのものですので、その内容に期待はできないかもしれません。
どんな人が取得するの?合格率は?
この資格の受験資格は一級建築士・二級建築士・木造建築士です。
そしてその合格率は約9割以上、そもそも1日の講習で取得できる資格で当日に開催される講習会を真面目に聞いていれば取得できるものです。
ですので、建築士であればほぼ間違いなく取得可能な資格です。
どんなことが出来るの?
冒頭に書いたように、既存住宅状況調査技術者は宅建業法に定められたインスペクション(建物状況調査)を行うことができます。
建物状況調査・既存住宅状況調査(インスペクション)って何?
実はこの建物状況調査こそが、インスペクションの普及を期待し、2018年4月~法改正されてまでスタートした日本のインスペクション制度なのですが、その内容はサラッとしすぎていて、正直な感想を言うと…。
これだけで安心なのか…?
言ってしまった…反省…。
でも本音。
但しそのインスペクション(建物状況調査)は既存住宅売買瑕疵保険の加入基準に対応しているので、既存住宅売買瑕疵保険が目的の方はこれを利用すると良いかと思います。
要するに国が定めたインスペクションは保険への加入が目的なんですね。
保険に入れるから大丈夫だよ…とそう言いたいんだと思います。
この資格にホームインスペクションを任せた!
というよりは、今まであった既存のホームインスペクションとは別の考え方のインスペクション。
大手不動産屋さんが売り出しをする中古住宅にされるインスペクションはこのレベルのものです。
『インスペクション済み!安心!』なんてインスペクションマンは決して言えません。
保険屋さんの審査…みたいな感じですね。
保険に入れたらラッキー的な感じでしょうか。
じゃあ、そうじゃないインスペクションってどんなもの??という方はこちらの記事を読んでみてください。
↓↓↓
既存住宅売買瑕疵保険関連、住宅診断の活用についてはこちら ↓↓↓
まとめ
いいかがでしょうか。
既存住宅状況調査技術者の概要は掴めましたか?
この資格を取得するためには建築士の資格が必要ですので、これからインスペクターを目指す方はまずは建築士を目指すのがインスペクターへの最短ルートです。
建築士の資格は実務をこなしていれば取れるものではありません。
その勉強方法にはコツがあり、そのコツを知らなければ毎年落ちる可能性が高い試験です。
資格学校などを利用し、短期集中で取得してしまうのがおススメです。
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