【インスペクションマンに発見されたシロアリを演じてみた】
(舞台:築28年の木造住宅。床下点検口を開け、インスペクションマンがゆっくりと侵入)
インスペクションマン:
「ん……この土台の色、ちょっとおかしいな……。よく見たら……おい、ここ!齧られとるやんけ!!」
(そのとき、静かにうごめく影……そう、それは──)
シロアリ・イッサ:
「……バレたァァァァアア!!!」
インスペクションマン:
お前ぇぇぇ!!堂々と床下でなにやっとんじゃァァ!!!
シロアリ・イッサ:
いやいや!違うんすよ!ボクら、ちゃんと湿気の多いとこしか齧ってません!
乾いてるとこは食べない、そういうモラルあるんで!
インスペクションマン:
モラルで家が支えられるか!!土台スッカスカじゃねーか!!
シロアリ・イッサ(しょぼくれる):
だって……この家、換気口ふさがってて、湿気ムンムンだったんすよ……。
おれら的には「ご自由にどうぞ」って看板に見えたんですって。
(回想:数ヶ月前のシロアリたちの会話)
シロアリB:
「ここ、アタリだぞイッサ!換気悪いし、水道管も汗かいてる!」
シロアリC:
「床下の段差もあって人間来にくい!アジトに最適!」
シロアリ・イッサ:
「よっしゃ!じゃあここを“城”にしよう!あとは黙って齧るだけ!」
インスペクションマン:
お前ら……ちょっと不備があるだけで、すぐ来るよな!
その嗅覚、営業マンに分けてやれや!!!
シロアリ・イッサ(急に強気):
っていうか!こっちも生きてんすよ!?
ちゃんと羽アリ出してサインも出したのに、誰も気づかんかったやん!?
それを今になって“発見”って!それ、遅すぎでしょ!!
インスペクションマン:
グッ……(図星)
AIインスペクションマン(観察メモ):
どうやら彼らは、「湿気」「放置」「死角」「無対策」などのパラダイス条件に引き寄せられる模様……。
■ シロアリくんたちが喜ぶ家の特徴
✅ 基礎の換気口がふさがってる
✅ 水道管の結露がそのまま
✅ 床下の土壌が常に湿ってる
✅ 木材が地面近くまである(未処理)
✅ 過去に防蟻処理をしていない/10年以上前
■ シロアリは出たあとより、“出る前”に止めるべし!
- 羽アリを見つけたらすぐ点検!
- 外壁の基礎周りに土が盛られていないかをチェック!
- 木製のウッドデッキが基礎と直結していないか確認!
- 床下インスペクションはマスト!
インスペクションマン:
イッサ、お前……まさか他にも仲間おるんか?
シロアリ・イッサ(背後に数千の仲間):
「……フフッ、もう手遅れかもしれませんよ?」
インスペクションマン:
黙れぇぇぇぇぇ!!!駆除剤持ってこーーい!!
AIインスペクションマン:
シロアリを「敵」とだけ思わずに、彼らの“生態”を知ることで、家を守るためのヒントになる──
そんなふうに考えるのも、インスペクションの醍醐味かもしれませんね!