攻めるホームインスペクション!売却時に情報開示が必要な理由。

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攻めのホームインスペクション 攻撃は最大の防御

ホームインスペクション(住宅診断)の選び方。

こんにちはインスペクションマンです。

私は完全独立型インスペクターとして活動しながらこの匿名ブログを運営しています。単なるSEO対策記事ではありませんので、読んでみてくださいね。

前回はホームインスペクションは受け身の仕事という記事を書きました。

今回はその逆。攻めるホームインスペクションについて。
どちらかというとこれから建物を売ろうとしている方へのお話です。

ここではホームインスペクションを頼もうと思うんだけど、インターネットで探してもよくわからない方への情報をご提供しています。

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攻めるホームインスペクションとは。要注意の契約不適合責任

ホームインスペクションは多くの場合、買主が家のコンディションを確認するために実施されることが多いです。どんな状態の建物か、悪いものを掴まない様にするために買主のリスク回避のためですね。

しかし、近年の民法改正により契約不適合責任という新しい言葉が出てきました。これが売り主にとって最も気を付けなければいけないものです。

例えば『雨漏りが無い』ということで物件を売却したとしましょう。
買主にしてみれば『雨漏りが無いから買った』ということですよね。

その後雨漏りが発見されたらどうでしょうか?

契約の内容は『雨漏りが無い建物の売買』なわけですから、売り主側には契約不適合に対する責任が発生します。

ホームインスペクションを実施すると築年数にもよりますが、雨漏りが発見される可能性があります。その発見された雨漏りについては売り主が責任を持つということになってしまいます。

要するに、屋根の改修、外壁の改修等、想定外のコストが売却後の売り主さんにかかってくるということです。

ホームインスペクションで売却時のリスクは回避できるのか?

こういったリスクを回避するためにホームインスペクションを実施する方もいますが、ホームインスペクションを実施したとしてもすべての事象について確認が出来るわけでもありませんし、保証が出来るものでもありません。

売り主の立場としては、出来るだけの情報を開示し、現況で売却するというのが最もリスクが低く、買主さんの安心に繋がるのではないでしょうか?

そのために利用するのがホームインスペクション。

出来るだけ開示することで、買主さんは建物の概略を掴めるようになります。ホームインスペクションは破壊検査ではない為、必ず見えていない部分が出てきます。

買主さんが100%リスクを回避することは不可能です。
でも80%位はわかって買いたいというのが本音のようです。

だから売り主さんにお勧めするのがホームインスペクションでの積極的な情報開示。

これが攻めのホームインスペクションです。

攻めのホームインスペクションの内容は?

では攻めのホームインスペクションの内容はどのようなものでしょう?

これはインスペクションマンの考えになりますが、国が推奨している『既存住宅状況調査(建物状況調査)』という類のインスペクションではあまり意味がありません。

やはり床下や小屋裏の状態が気になるのが買主さんの気持ち。

でも点検口から見えるとこだけしか見ない『既存住宅状況調査(建物状況調査)』で安心できるのでしょうか?

私だったら安心できません。出来る限りの情報開示を望みます。

まとめ

見えないところに潜んでいるリスクは、売り主さんも買主さんもわかりません。

契約不適合という言葉だけで双方が揉める可能性もあります。

現状では契約不適合に関する判例も少なく、どのような流れになるかはわかりません。

ただし実際に起こっている売買でのトラブルを見ると、攻めのホームインスペクション(売り主側のホームインスペクション)というのは今後重要性が高くなってくると思われます。

知らなかったがために起こるトラブル、そういった対策をとっている不動産屋さんに売却を依頼するとよいかも知れませんね。

それでは、ブログをお読みいただきありがとうございました。

インスペクションマンでした!

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