ホームインスペクション（住宅診断）の業者を選ぶ時になんだかわからなくなってしまうのには理由があります。
ホームインスペクションはまだまだ業者数が少ないので、WEB上で検索に引っかかるかどうかが集客できるかどうかの分かれ目です。
しかしそんなもんだからとにかく検索順位を上げようと、SEO対策にお金をかける業者が多い。そしてその方法は様々です。
あっちのサイトではここが、おすすめって言うし。
こっちのサイトではあそこがナンバー１だって言うし。
そもそもホームインスペクションは不要とか書いてあるし。
『ホームインスペクション おすすめ』とかで検索している限り、こういった情報にいつでも振り回されますのでご注意を。
SEOに強いWEBの業者はあなたのその行動を見抜いています。
そしてそれをお金に換える商売をしているのです！！！
ネット上の情報がコントロールされているから選べなくなるんですね。
これがまだ飲食店等ならばハズレの情報だったな…で済むかもしれませんが、家は人生を左右するもの。
そしてこれはその他の業種にも言えること。
これホームインスペクションの選び方に絶対に重要です！！
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広告にはどんな種類があるのか？
ランキング形式の広告
インスペクションマンはWEB業者ではないので、どちらかというとこのサイト不自然だな…という感覚でインターネットを眺めています。
例えば、注文住宅のランキングを紹介するサイト。
１位は誰も予想しなかった知らない工務店。
そして２位以下には大手ハウスメーカーがずらり。
『おおー！とんでもない優秀な工務店がいるもんだ！』と思ってしまった人は騙されています。
どういうことか分かりますか？
このランキングは偽物に限りなく近いものということなんですね。
これは１位工務店がお金を支払って、自分の所を１位にしているんです。そして２位以下はただのネットで拾った情報。
それっていいの？ウソじゃん…と思うと思います。
これを提案する場合は、予めその工務店が１位になれるようなアンケートを実施し、そのアンケート結果に基づいてWEB制作をするという、言わば自作自演のサイトなわけですね。
もちろんそんなことをするわけだから、アンケートの収集やサイトの制作にお金が掛かります。
その金額はいくらでしょう…。
きゃーー。
専門家がいかにも書いているような記事
これも注意ですね。
インターネット上の記事で何となく誘導的な専門家が顔写真付きで書いている記事。
みればいくつかの資格をもった方が書いているように見えますが。
これは自分の存在を知ってもらうために、あたかも自分が書いたかのようにしたSEO記事。専門の人間が読めばおかしなことを言っているのにすぐ気づきます。
普通にみたらステータスのある人だから大丈夫じゃないの？と思うかもしれませんね。
これも実は広告の場合があります。
よくもまあ、勝手なことを書いている…と思いますが、インスペクションマンも自由奔放に書いているので、おあいこということで。
大体、専門業者でもないのに上位表示されている情報って必ずSEO業者や広告業者だと疑った方がいいかもしれません。
上位に表示させなければ結局読まれないので、広告費を払っても意味がありませんよね。なのでこういった記事は文字数がひたすら多くて、情報が網羅されています。
もちろん、そのページを作るには相当なお金が掛かりますよね。
●●万円 … ちょっとこれも高すぎない！？
リスティング広告
これは皆さん知っていると思いますが、検索すると最も上に上がってくる結果、よーく見ると広告って書いてあるのわかりますか？
そう、表示しているから問題ではないのですが、これもやりすぎには問題ありです。
クリック単価ってしっていますか？
そのサイトをクリックすると広告主に課金されるんです。
そう、それが多ければ多いほど広告費が業務を圧迫していきます。
ワンクリック ●●円 … えー！！というようなお値段もありますし、まあそれくらいなら…と思うこともあるかもしれませんね。
メダルラッシュでナンバーワン！
東京オリンピックは日本のメダルラッシュでしたね！
最近は競技種目も多くなり、この競技なら自分もオリンピック目指せるかも！なんて妄想しながらみていました。
で、よく見ませんか？WEB上のメダルの数々。
３年連続金賞受賞！
〇〇調べ顧客満足度ナンバーワン！
女性が選ぶ〇〇ナンバーワン！
〇〇デザイン賞受賞！
いやーナンバーワン！だらけです。
競技種目いくつあんねん…と突っ込みたくなりますが、やはりこれも。
そもそも、ナンバーワンがいるとしたら、ナンバーツー以下がいるはずですよね？
そしてその取得までのお値段。
●●万円 開いた口がふさがりません。
そしてそれがお値段に乗ってくるのです。
頼むから安くしてください。
なんだか選べない状態になってきました。
いかがでしょう。
これだけ広告やあたかも真実のように見せかけた広告サイトをみるとちょっとなに選んでいいのか分かりませんよね。
結局、ホームインスペクションの第三者性などは適当に扱われ、お客さんがインスペクター選びに失敗してしまう。
インスペクターってホントに不足しているんですよ。
なのに潰し合いみたいな状態が起こっています。
そんなことしてたらインスペクションの業界自体が低迷してしまう。
それはやめて欲しいです。
お金稼ぐだけが目的なら、別の仕事でやってくれ！
と過激なことを言ってみたり。
インスペクションマンは怖い人ではありませんので、誤解しないように。
まとめ
いかがでしょうか？
まずはインスペクション業者のサイトを見る前に、こういった視点でインターネットの検索をみることも、ホームインスペクター選びには重要です。
一番いいのはその業者に直接問い合わせをしてみることかもしれませんね。
もちろんWEB広告等はインスペクターに限らず、どの業界でも行われていることです。でもやりすぎじゃない？と思います。
業者が広告費にお金をかけた分、その掛けたお金分のサービスをお客さんは受けられなくなるのは簡単に想像がつきます。
誠実なインスペクターに出会い、大きな買い物に失敗しないことを祈っています。
インスペクションマンでした！
それではまた！
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