ここではホームインスペクター・住宅診断士の探し方の一つをご紹介いたします。
その5≪何が弱点?建築士≫
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選び方その1、その2、その3、その4はこちらから↓
ホームインスペクター(住宅診断士)の選び方 その5 ≪ 建築士の弱点 を知る≫
インスペクションマンの爆弾発言2
ホームインスペクター.JPではホームインスペクターを選ぶお客様に誤解の無いように、建築士ではカバーが出来ない範囲についてお話しますね。これを知っておかないと、建築士は万能なんだ…と勘違を起こす可能性があります。
インスペクターは選びは資格だけで考えてはいけません。
建築士は建築士法という法律の下に規定された資格。
しかし、ホームインスペクションは幅広く建物のコンディションを診ることが目的で、主に法律に適合しているかを確認するためのものでは無いのです。
インスペクションマンも一級建築士です。
本当の第三者を選ぶためには知っておいていただきたいことがあるのです。
それでは今回もよろしくお願いします。
建築士の弱点
- 不動産取引の流れに弱い
- 住宅ローンに弱い
- 制度活用に弱い
- 納まりの図(施工図)が描けない、描かない。(⇒下請けの仕事だと思っている…)
↑は特に現場管理をしたことがない建築士の場合です。
住宅に絡む問題は建築士だけでは解決しない
なぜなら住宅に絡む問題は建築(家を設計する知識、家をつくる知識)だけでは解決しません。
住宅の売買(家を買る、家を買う)を仲介する不動産屋さんや他の業種の話もきちんと聞く耳が必要なのです。
そんななか、どこかお高く留まっている建築士が多いような気がします。
とくに現場管理(現場監理ではない)をしたことが無い建築士等は要注意かもしれません。
※詳しくは以下の記事で
もちろんそうじゃない建築士も沢山いますので誤解なきように。
ホームインスペクション(住宅診断)で失敗する人を恋愛に例えてみる。
ホームインスペクション(住宅診断)を実施して失敗している人は机上の建築論だけの偏った意見を聞いて『ああ、この家はダメなんだ…』となってしまい、せっかくの物件との運命的な出会いを台無しにしている可能性があります。
建物を不動産として考えた時にどういったアドバイスが出来るかは不動産屋の力量でもあると思いますし、そういった視点や現場の感覚をもっている建築士にお願いすべきでしょう。
恋愛に例えるならばこうです。
娘 (家を買いたいお客さん)
『お父さん、お母さん、結婚したいとても素敵な人がいるの…』
父母 (建築士)
『学歴が低いから駄目ね』
娘 (家を買いたいお客さん)
『………はい』
その素敵な人の魅力は、学歴というものだけで判断され、人格等は関係ありませんでした。
≪登場人物の対比≫
娘…家を買う人
父母…建築士・ホームインスペクター
素敵な人…家
学歴…机上の建築知識
人格…建物の本質
ワンストップ企業に要注意!!
家を買うときに、例えば建築士にインスペクションを依頼したとして、全てが解決するのでしょうか?そんなことはありませんよね。
住宅(特に中古住宅)は劣化や不具合があって当たり前です。
その不具合の重要性や、どのくらい費用が掛かるのかを総合的に判断し、資金計画に落とし込み、住宅ローンの計画とメンテナンス費用の計画等を総合的に判断する力が必要です。
ファイナンシャルプランナー(FP)等、お金のプロによる資金計画の相談や、建築的な不具合事象の確認。それらを総合的に判断し、取引条件をまとめ成立する不動産仲介業者等の総合的なチームワークが必要になってきます。
もちろんそれがお客様のことを思った第三者的なアドバイスが出来るかどうかが重要です。
色々と業種が絡み合っていくうちに、全てワンストップで出来る会社を探しがちですが、そんなところで情報操作が行われるのです。自社の都合が良いように、一番儲かるような道筋をたてられないようにしましょう。
本邦初公開!? 建築士の弱点を整理!
こんなこと言う人はなかなかいませんが、建築士の弱点と思われることを整理します。
- 不動産取引の流れに弱い
- 住宅ローンに弱い
- 制度活用に弱い
- 納まりの図(施工図)が描けない、描かない。(⇒下請けの仕事だと思っている…)
特に4の納まり図(施工図)はホームインスペクションにおいて肝になってくる部分です。
住宅に於いてはこれが無いことが多く、大工さんの感覚で何となく…若しくは無理矢理納まっている現場が後に不具合を起こしていることが多いのです。
もちろん現場の納め方は一つではありませんが、最も基本になる部分を曖昧に考える建築士はホームインスペクションにおいては避けた方が賢明でしょう。
まとめ
いかがでしょう。
なんとなく一級建築士だからすごい!と思っている方は衝撃的だったのではないでしょうか。
ホームインスペクション(住宅診断)は建築の知識に頼るだけでなく、幅広い知識が必要です。
最もバランス感覚のある建築士を選ぶのが最適ではないでしょうか。
以上、インスペクションマンの戯言でした。
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